(このページは、自分が以前記載したブログより加筆修正して掲示しております)
共通券となっていますが、表万座の方です。
プリンスホテルが再編され、その際に始めは「鈴木商会」が買収。
しかし1年、鈴木商会として運営した後は、休止、そのまま廃止の憂いとなってしまいました。
表万座のその前に、本編でも書きましたが、万座温泉も、朝日山ゲレンデが廃止されました。朝日山ゲレンデも良かったんですけどね。ただし、廃止されちゃうのも相当だと思います。というのは、メインの万座温泉ゲレンデから、朝日山ゲレンデには滑って移動出来るのですが、その逆は、なんとバスでしか帰れません。昔のニセコ並の不便さです。
国立公園の為、このゲレンデの間の森を開発できなかったためでしょう。
ゲレンデとしては眺めもよく、広々として滑って気持ちが良いコースだったんですが。
さて、本題の表万座です。ここも下の方はプリンス系によくありがちなダラダラゲレンデなのですが、上部が結構激しいコースでした。以前は技術戦も行われることもありましたので、ゲレンデとしての素質はよかったのだと思います。
また、その激しさをさらに加速させたのが寒さ。ここのゲレンデ、実は2000m超えています。さらに、森林限界を超えていますので、風を防ぐ森林がありません。三方が見渡せるくらいの場所の為、風が強力でした。さらに風で止まることを防ぐため、すべてのリフトがノーフードです。それでも、ダラダラゲレンデのあるベース付近は高速リフトなだけましです。上級向けのコースは、旧式のペアリフト。上に着くまでに足がしびれました。
という訳で、寒すぎて休憩が多かったのを覚えています。
沼田インターを降りて、車で30分ほど、コンパクトな割に滑走距離が長く、コース自体も面白かった印象があります。
また、当時、1日券の相場が4000円以上だったころ、2日券で6000円と安かったです。その上ゲレンデ前にホテルがあり、そこのホテルとのセットがこれまた安かったのです。正確な金額は覚えていませんが、「2日券」と宿泊、めし付きで10000円ですよ。
当時は横浜に住んでいましたので、関越に出かける時は、選択肢によく入るゲレンデでした。
片品村のスキー場の中では結構古く、名前から分かるように前回の東京オリンピックが開かれた1964年にオープンしました。そして、沼田の雪質は上越よりも非常に細かく、パウダーなんです。
このオリンピアのお隣には、「スノーパル・オグナ武尊」があり、上部でつながっていました。共通券は結局最後までありませんでしたが。
さらに、他のゲレンデがスノーボード解禁を打ち出す中、結構最後までボードOKにはなりませんでした。その結果、規模も他に比べ小さめでボードも出来ない、なのでだんだん客足が減る。そして倒産です。逆に初期にスノーボード解禁した近隣ゲレンデは現在まで残っています。
オグナが運営する片品村がこの場所を買い取って、オグナと共通にすれば、結構大きなゲレンデになるんですけどね。。。。
(こちらは、リフト券が見つからなかったので、参考とさせていただきます)
自分がスキーをはじめたのは長野なんですが、「そうだ、栃木県にはスキー場があるはず」と聞き、栃木で初めて行ったのがこのメイプルヒル・鶏頂山でした。鶏頂山スキー場のオープンが1961年、結構昔からあるゲレンデです。このスキー場、入り口にはなんと鳥居があり、そこをくぐってゲレンデに向かいます。
鶏頂山は、鬼怒川温泉のさらなる人気を高める為に、地元の方や行政の音頭により発足した鶏頂山観光開発株式会社が開発。首都圏から近いということで、長年、安定した人気でした。お隣のエーデルワイス(旧鶏頂高原みはらしスキー場)はその8年後開設。共通券こそできなかったものの、回数券にて滑り込みが可能でした。その鶏頂山の横に、栃木で当時イケイケだったお菓子屋さん、シュガーアイランドグループが開発したメイプルヒルスキー場が1989年オープン。そちらの条件がよかったのでしょう。運営を共通にし、そして21世紀を待たずに鶏頂山観光開発は倒産、コースは閉鎖されてしまいました。
滑った感想ですが、メイプルヒルは広い!確かに広い!でも、せっかくの1番長いコースが平均斜度16度って。さらに最大斜度28度のコースは300mと一瞬です。鶏頂山側はそれよりも上級寄りでしたが、リフトがシングル、ペア、そして懐かしのロープトゥ。歴史なので「たら・れば」は禁句ですが、鶏頂山はエーデルワイスと組んでいれば、今も現役だったと思います。残念です。
(こちらは、リフト券が見つからなかったので、参考とさせていただきます)
上で武尊オリンピアを紹介しましたが、その近くにあったゲレンデです。こちらはスノーボードがまったく知られていない頃から、パークをそれこそ大量に設置し、数々のライダーを創出していました。規模もそれほど小さくはないのですが、他の知名度が高いゲレンデなどに、だんだんとお客が流れていってしまったのかなと。
とにかく、スキーで行くと完全にアウェイ感たっぷり。たぶん9割がボードだったと思います。
また、ここのゲレンデの特徴として、「ポニー」と名の付く施設がたくさんなんです。確かチビッコ向け広場は「ポニー広場」。そしてその横には「ポニー小屋」。
食堂も「ポニー」。てどんだけポニー好きなんだよと思っていました。たしかゲレンデに実際ポニーがいたような気も。
で、滑った感想ですが、パークはプロライダーが多く、独特の雰囲気でしたが、ちゃんとビギナーに向けのものも設置していましたね。そしてコースですが、やはり規模は小さい印象。ただ斜度がけっこうあるコースもあったりバラエティに富んでました。とはいえ、また一つゲレンデが減ってしまったのは悲しい事です。
(こちらは、まだ正式に廃止ではなく、2期連続で休業です)
山形新聞によれば、
「栗子スキー場、今季も営業見送り 整備費など資金調達できず」
とのことで、このまま状況が変化する要因もなく、廃止となる可能性が高くなっています。
ホームページはまだ生きていますし、
「また来シーズンこそは、「皆々様に愛されるスキー場」を目標に、営業再開出来るよう頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。」
と記載がありますので、よい支援先が見つかり、復活して欲しいです。
(2019年1月)
残念ながら、今シーズンも休業とのアナウンスがありました。
2020年シーズンの雪不足、そしてコロナウイルスの影響で、とうとう廃業となってしまいまいた。たしかに北海道のビックゲレンデに比べると、小ささが目立ってしまいますが、良コース、特に北海道随一の難コースがあったりと、悪くはない場所でした。
やはり、夕張市の財政を考えると厳しかったのでしょう。なにしろJR夕張線も廃止になってしまい、人口も1万人を切ってしまいました。運営会社の破産もあり、廃業となったようです。
しかし、ここからが問題です。廃業となったマウントレースイのコースに無断で入り、滑っている輩がいるらしいのです。
これは、本当にやめていただきたい。事故が起こり、救助活動が起こる。そこでどれだけの人的リソースを無駄にすることになるのか考えてほしい。どこが危険箇所なのかもわからず、監視もいない状況での冬山の危険さを考えてください。